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プレ神戸大学MBA勉強会 第4期のご報告

神戸大学専門職大学院「MBA」(編著)、中央経済社、2021年
現代経営学研究所は、MBAでの学びに興味や関心がある人を対象に、『プレMBAの知的武装』を課題図書としたプレ神戸大学MBA勉強会第4期を、7月の毎週木曜日19:30~21:00にZoomでのオンラインで実施しました。
今回は、第2期と同じく、課題図書『プレMBAの知的武装』の第Ⅰ部を対象に、以下のように各回2章ずつ(第5章を除く)、栗木契教授に担当いただきました。
第1回 俯瞰力と探求力の養成・理論とのほどよい付き合い方(第1・2章)
第2回 事例に学ぶ知識獲得の有用性・統計学的にデータと向き合う(第3・4章)
第3回 ビジネス学習のためのケーススタディ・ロジカルライティング(第6・7章)
第4回 ビジネスモデルの描き方・歴史に学ぶ意義(第8・9章)
勉強会は、講師が該当章のピンポイント解説を行うミニ・レクチャーと、事前に提示されたディスカッションテーマについてのグループや全体ディスカッション、質疑応答の構成で実施しました。
担当いただいた栗木教授に所感を寄稿いただきました。
<講師所感> 栗木 契
第4期は、栗木が全4回担当しました。栗木が執筆していない章も担当することになりましたが、23名の方からお申し込みいただき、毎回20名以上の方がご参加くださいました。欠席者向けに受講者限定で後日動画配信を行いましたが、その視聴回数を見ると、欠席者に限らず当日受講した方たちも、学びを復習するために動画を活用していただいていたようです。
今期のアンケートに寄せられたコメントを一つ紹介します。
「最初は、『本を読んで内容は理解できているのに、それについて講義を受けたり、ディスカッションする意味があるのだろうか…』と思っている部分も多少あったのですが、一度本で読んだ内容であってもあらためて講義を受けると解像度が上がったり、違う側面が見えてきたり。また、毎回異なるメンバーでディスカッションすることで、こんなにも多様なものの見方があり、議論が盛り上がるのか、といった発見(驚き)がありました。」
情報はインプットするだけではなく、アウトプットすることでさらに学びが深まります。神戸大学MBAでは、このインプット/アウトプットの学びのスパイラルを回しながら学びを掘り下げていくプログラムを各所に採用しています。こうしたインタラクティブな学びの一端を、幅広い方たちにオンラインで気楽に体験していただけるようになったことは、コロナ禍がもたらした一つの「怪我の功名」なのかもしれません。
<事務局後記>
今期、これまでの勉強会に参加いただいた方も数名ご参加くださいました。初参加の方が多数でしたが、講師所感でも紹介されていますように、ディスカッションも毎回議論が盛り上がり、異業種での違った視点での捉え方など新しい発見を得る場となったようです。
ご参加いただいた皆さまが熱心にコミットいただいたおかげで、よき学びの場となったのではないかと思います。また、アンケートにも率直な感想やご意見を寄せていただきました。参加者の皆さまにこの場を借りてお礼申し上げます。
*10月17日からは、課題図書の第Ⅱ部を対象とした第5期を開催
