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第112回ワークショップ

経営学と脳科学
MRI(Magnetic Resonance Imaging)を使ったら見えてくる将来

日 時:2023年9月10日(日) 13:30~17:00
会 場:神戸大学大学院経営学研究科内(予定)
主 催:現代経営学研究所・神戸大学大学院経営学研究科

【趣 旨】

MRIを利用した研究は、医学分野での本来の研究から経済学や心理学まで、様々な領域で行われております。そうした研究の中から、MRIと経営学に関するテーマで、二人の研究者をお招きし、ご講演いただきます。

山地秀俊氏:会計ルールや原則はどのように形成されるのかという課題に対して、脳実験を用いてアプローチしてみたい。多くの方が会計を用いて財務の観点から企業を維持する際に、試行錯誤を繰り返し、妥協した結果、社会的制度としての会計ルールや原則が脳内で形成される。ただし妥協といっても会計制度形成の参加者すべてがメリットを得る妥協だけではなく、参加者の中に相対的に損をするものも出る妥協もありうる。戦後日本の企業会計制度も、日本的経営の普及に伴って妥協的に形成されていったことを説明し、その過程で脳がどのような働きをしたかについても解釈してみたい。

山川義徳氏:脳科学研究は、十数年前から米国や欧州などで医療分野や軍事分野への応用が始まりました。その中で私たちは、世界で初めて脳科学を脳の健康へと活かす取り組みを本格的に始めました。 結果、『BHQ(Brain Healthcare Quotient)』と名付けた脳の健康管理指標の国際標準化を実現しました。BHQを起点とした産学連携コンソーシアムでは、食品メーカーや住宅メーカー、さらには金融機関、自治体などとの連携も進めております。認知症の予防はもちろん、中高年のメンタルケア、さらには能力開発なども活動のスコープに入れております。これらの取り組みについてご紹介できればと思います。

【プログラム(予定)】

13:30-13:40 はじめに 後藤 雅敏(神戸大学大学院経営学研究科 教授)
13:40-14:40 ご講演 1 山地 秀俊氏:博士(経営学)
                    (神戸大学大学院経営学研究科 研究員)
14:40-14:50 休  憩
14:50-15:50 ご講演2 山川 義徳氏:博士(人間・環境学)
                     (東京工業大学科学技術創生研究院 特定教授
                            京都大学経営管理大学院 特命教授
                            神戸大学産官学連携本部 客員教授)
15:50-16:10  休  憩
16:10-16:50  質 問 会 山地 秀俊氏、山川 義徳氏  モデレータ:後藤 雅敏
16:50-17:00  おわりに 後藤 雅敏

【参 加 費】

一般会員・学生会員:無料 
非会員:1万円 

<問い合わせ先・お申し込み>

現代経営学研究所(RIAM)事務局
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町2-1 神戸大学大学院経営学研究科内(第三学舎一階)
TEL:078-803-6985 / 078-805-1623  FAX:078-805-1624  E-mail:bi@trais-out4.sakura.ne.jp

お申し込みはこちらから

*参加をご希望の方は、9月1日(金)までに事前お申し込みをお願いします
*お申し込み後、1週間経過しても事務局担当者から連絡がない場合は、メール不達の場合がございます。
 また、迷惑フォルダに振り分けられることがございますので、お手数ですが迷惑フォルダをご確認のうえ、
 事務局までお電話にてお問い合わせいただきますよう、お願いいたします
*8/14~8/16は夏季休業のため、事務局閉鎖となります。
 8/11~8/16にお問い合わせいただいた件については、8/17より順次対応いたします。