MBA Cafeに集まろう
経営学研究科/MBA Cafe共催公開セミナー
「修了生が語る神戸大学MBAってどんなとこ?」
2021 年8 月 25 日(水)、神戸大学大学院経営学研究科と MBA Cafe の共催により、 「これから神戸大学 MBA を目指す方々」を対象とした公開セミナーが開催されました。
これまでのような OB/OG や在学生を対象としたセミナーとは異なり、 「これから神戸大学 MBA を目指す方々」に対象を限定したセミナーの開催は初めてということもあり、企画段階から経営学研究科の専攻長である三矢裕教授とMBA Cafe理事メンバーの間で「参加者にとって最も有意義なセミナーとは何か」について議論を重ね、HP等で公表されている情報を紹介するのではなく、さまざまな背景を持つ修了生が、受験前から修了後までの間に実際に体験したことを、自らの言葉で参加者にお伝えする場が望ましいと考え、パネルディスカッション形式で開催することになりました。
こうして、『修了生が語る神戸大学 MBA ってどんなとこ?』と題し開催された本公開セミナーは、進行を三矢裕教授と MBA Cafe多喜田保志会長が行い、パネリストとして、2017年入学の宮井健吉氏、2018 年入学の七條歩氏、2019年入学の大田結氏、2020年入学の吉形圭右氏の 4 名を迎えて開催しました。
冒頭に、神戸大学 MBA の概要や特徴について三矢裕教授より紹介があり、続いて、参加申込時のアンケ―トに寄せられた質問の中から厳選した質問について、各パネリストが自身の実体験を交えて回答しました。
まず神戸大学 MBA を志望した「動機」や「研究計画書執筆のポイント」について、大田氏からは「さまざまな MBA 紹介イベントに参加した中で、最も意識高くない系(「謙虚に学ぶ姿勢がうかがえる」の意)に見えたから」「研究計画書は、大学へのラブレターと思って書くべし」といった、 神戸大MBAのWEBサイト 「合格への道」には掲載されていないような本音が語られました。
次に、「筆記試験・面接でのエピソード」 「在学中のタイムマネジメント」について、宮井氏からは「当時米国に赴任していたため、0泊3日で一次試験と二次試験を受験した」「入学後は富山から通学していたため、週末は六甲周辺の安宿に常泊していた」といった在学中のハードワークについて語られました。
また、「神戸大学 MBA を一言でいうと」について、吉形氏からは「大人の青春」といったコメントがあり、コロナ禍の中でオンライン授業が主体となる困難な状況の中でも、同級生や先生方との貴重な出会いがあったことなど、充実した時間を過ごされたことが紹介されました。
最後に、「神戸大学 MBAで人生が変わったか」について、七條氏からは「修了後に転職・起業したが、市場の評価は変わったと感じる。これまで主に総務人事に携わってきた中で、起業後に新規事業の立案という専門外の業務に携わることもあったが、MBAで学んだことを活かして対応している」といったコメントで、ご自身の体験を通じて神戸大学 MBA での学びが有為であることが紹介されました。
参加申込時のアンケートに基づく質問のほか、セミナー進行中にZoomのチャットによる質問も受け付けたところ多数の質問が寄せられ、司会が抜粋して紹介しパネリストが回答しましたが、熱心な参加者からの質問は多岐・多数に及んだため、参加していたMBA Cafe理事がパネリストに代わり逐次チャット上で回答し、200名を超える参加者がオンラインという環境の中でインタラクティブな対話を行うことになりました。

当日の様子
セミナー終了後も、パネリストと一部の参加者において質疑応答が続き、参加者の神戸大学 MBA に対する熱い思いがひしひしと伝わり、当初の目標としていた「参加者にとって最も有意義なセミナー」となりました。
MBA Cafeでは、神戸大学 MBAのアルムナイネットワークとして、修了後においても最新の経営学を学ぶ場の提供やOB/OG、在学生が交流する場を提供してまいりましたが、今回のセミナーでは、未来の神戸大学 MBA生へ向けた活動という新たな領域へ踏み出すことができました。このような機会を与えてくださった三矢裕教授や研究助成室スタッフの皆さまに感謝申し上げますとともに、今後のMBA Cafe の活動に対し、ビジネス・インサイト読者の皆さまにもご協力を賜りますようお願い申し上げます。
