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第118回ワークショップ
キャッシュレス決済の現在地と未来地図
ー日本経済のデジタル化と社会課題の解決に向けてー
日 時:2025年10月10日(金) 13:30~18:00
会 場:グラングリーン大阪北館JAM BASE 3階Blooming campイベントスクエア
主 催:現代経営学研究所・神戸大学大学院経営学研究科・社会システムイノベーションセンター
後 援:キャッシュレス推進協議会・大阪商工会議所・大阪銀行協会
協 賛:神戸大学・小樽大学・和歌山大学対話型ビジネス価値共創人材養成プログラム
【趣 旨】
2018年に策定された「キャッシュレス・ビジョン」では、2025年までにキャッシュレス決済比率を40%に引き上げることが目標として掲げられたが、この目標は2024年に前倒しで達成された。また、本年は大阪・関西万博の開催年でもあり、交通や観光分野、地域活性化の観点からも、キャッシュレス化のさらなる進展が期待されている。
一方、キャッシュレス決済については、加盟店手数料の負担の問題、ポイント発行による決済事業者の収益悪化、消費者の囲い込みや寡占化に伴う問題、セキュリティコストの高騰などの課題が指摘されている。キャッシュレス化によって、現金の発行・運搬・ATM 保守管理などのコストは削減される一方で、本人確認・与信管理・不正防止などの新たな社会コストが増大する可能性もあり、経済厚生の観点からの検証が求められる。また、将来的に中央銀行デジタル通貨(CBDC)が導入された場合、単なるキャッシュレス化にとどまらず、金融経済システム全体に与える影響も考慮する必要がある。
本ワークショップでは、わが国におけるキャッシュレス決済の普及の経緯を振り返りつつ、決済手数料やポイント発行の負担問題、ネットワークの寡占化、交通・観光・地域社会における利活用の可能性、地域通貨やCBDCとの関係など、多角的な視点から議論を行う。各分野の実務家をゲストに迎え、講演やパネルディスカッションを通じて、日本におけるキャッシュレス社会のあるべき姿や今後の目標について考察を行う。
【プログラム】
13:30-14:00 開会挨拶・解題 藤原 賢哉(神戸大学大学院経営学研究科 教授)
14:00-14:25 ご講演 1 谷川 真一氏(三井住友カード株式会社 マーチャントビジネス統括部長)
14:25-14:50 ご講演 2 伊東 史博氏(PayPay株式会社 コーポレートコミュニケーション部長)
14:50-15:15 ご講演 3 別所 昌樹氏(日本銀行神戸支店 支店長)
15:15-15:30 休 憩
15:30-17:15 パネルディスカッション
パネリスト: 谷川 真一氏、伊東 史博氏、別所 昌樹氏
福田 好郎氏(一般社団法人キャッシュレス推進協議会 事務局長)
井上 毅氏(大阪商工会議所 流通・サービス産業部長)
モデレータ:山端 宏実氏(株式会社日経BP 金融DX編集長)・藤原 賢哉
*都合により変更となる場合がございます。
【参 加 費】
個人賛助会員(年会費型)・法人賛助会員:無料
個人賛助会員(都度払型):3,000円(税込)
後援団体関係者:3,000円(税込)
非会員:5,000円(税込)
<問い合わせ先・お申し込み>
現代経営学研究所(RIAM)事務局
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町2-1
神戸大学大学院経営学研究科内
TEL:078-803-6985 / 078-805-1623
FAX:078-805-1624 E-mail:bi@trais-out4.sakura.ne.jp
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