神戸大学専門職大学院「MBA」（編著）、中央経済社、2021年

　現代経営学研究所は、MBAでの学びに興味や関心がある人を対象に、『プレMBAの知的武装』を課題図書としたプレ神戸大学MBA勉強会第5期を、10月17日より全4回毎週木曜日19：30～21：00にZoomでのオンラインで実施しました。

　今回は、第3期と同じく、課題図書『プレMBAの知的武装』の主に第Ⅱ部を対象に、以下のように、第2回のみ清水泰洋教授（会計系該当章）、それ以外の3回は栗木契教授に担当いただきました。

第1回　マーケティングを俯瞰する・技術経営を俯瞰する（第10・11章）
第2回　財務データの読み方・会計学を俯瞰する・ファイナンスを俯瞰する（第5・13・14章）
第3回　組織論を俯瞰する・戦略論を俯瞰する（第12・15章）
第4回　ビジネスエコノミクスを俯瞰する・経営倫理を俯瞰する（第16・17章）

　勉強会は、講師が該当章のピンポイント解説を行うミニ・レクチャーと、事前に提示されたディスカッションテーマについてのグループや全体ディスカッション、質疑応答の構成で実施しました。

　担当いただいた栗木教授に所感を寄稿いただきました。

講師所感

栗木　契

　第5期は30名の方からお申し込みいただき、プレ神戸大学MBA勉強会としては過去最大の人数での開催となりました。2度、3度と続けて参加される方もいて、これも過去の勉強会の満足度の高さの現れだとうれしく思っています。

　今期のアンケートに寄せられたコメントを一つ紹介します。

「課題図書を一人で読むだけでは理解することが難しかったです。しかし、ディスカッション課題が出ることで、それについて考えながら読む、受講生の方とディスカッションすることで自分と異なる視点や意見に出会い理解が深まる、という経験を得られました。」

　勉強会では、私たち講師が一方的に解説するのではなく、各章の内容を基にした問いを巡って参加者の皆さんにグループディスカッションをしていただき、その結果を全体に持ち寄って講師とやりとりする時間に重点を置きました。多くの参加者の皆さんにディスカッションによる学びの深まりを感じていただけたようです。

＜事務局後記＞
　今期は、初めて勉強会に参加される方が多数でしたが、第4期から継続してご参加いただいた方が約3割、そのうち第3・4期にご参加いただいた方も数名いらっしゃいました。

　アンケートに寄せられたコメントなどを拝見すると、今回も受講生同士の議論で刺激を受け、異業種での違った視点での捉え方など新しい発見を得る場となったようです。ご参加いただいた皆さまが熱心にコミットいただいたおかげで、よき学びの場となったのではないかと思います。アンケートにもご協力をいただいたこと、参加者の皆さまにこの場を借りてお礼申し上げます。